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現代における狭心症の主な治療法

薬を飲む男性

心臓の周りにある冠動脈は、心臓の細胞に栄養を与え、拍動のエネルギー源となっています。
加齢にともなって冠動脈の血管壁にコレステロールがたまると、血管の内側が狭くなり血流が不十分になります。
心臓を動かすのに十分なエネルギーが不足すると、SOS信号として胸痛や胸の圧迫感を感じます。
これが「狭心症」で、この症状は15分以内で消えますが、さらに冠動脈が狭くなり完全にふさがると、症状も長くなります。
この状態が急性心筋梗塞症で、狭心症と心筋梗塞症を合わせて「虚血性心臓疾患」と呼びます。
狭心症の治療は薬物療法が基本で、薬を使用しても症状が頻発する場合には、カテーテル・インターベンション、バイパス手術を検討します。
薬物療法では、「血管拡張薬」と「ベータ遮断薬」を使用します。
血管拡張薬は、冠動脈の血流をよくすると同時に全身の血流をよくして心臓の負担を減らす働きがあり、硝酸薬とカルシウム拮抗薬があります。
ベータ遮断薬は、交感神経の活動を抑えて、血圧を低くして脈拍数を減らし、心臓の負担を減らします。
治療では、2~3種類をあわせて処方します。
よく使われるアダラートはカルシウム拮抗薬です。
カルシウムが血管に入ると血管が収縮して血圧が高まります。
アダラートは、カルシウムが流入する受容体を阻害することで、血管を拡張させて血圧を下げる働きがあります。
こうして、アダラートは高血圧症を治療して、狭心症を改善します。
カテーテル・インターベンションは、手足の動脈から心臓の血管にカテーテルを送り、冠動脈の狭くなった部分や閉塞した部分にバルーンを入れて膨らませて血管を広げます。
薬物療法が無効で、カテーテルによる治療が困難な場合にはバイパス手術を行います。
足の静脈や胸・胃・腕の動脈を使って、冠動脈の狭窄部をバイパスする手術です。

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