狭心症の種類

自分で血圧を測定する人

狭心症は虚血性心疾患のひとつで、心筋梗塞とよく似ています。
冠動脈にコレステロールが原因で血栓ができたり、血管のけいれんで心臓に十分な血が流れなくなり、心臓が酸欠に陥った状態です。
心臓に痛みがでる狭心症には、2つの種類があります。
1つめが「労作性狭心症」で、運動をしたり、階段を上り下りするなど、身体を動かした時に突然胸の痛みに襲われるという特徴があります。
身体を動かすことで心拍数が上がり、心臓に負担がかかることが原因であるため、安静になれば痛みが治まることがよくあります。
2つめが「安静時狭心症」で、身体を動かしていなくても心臓が痛くなる症状です。
血管のけいれんが原因の症状は、明け方や深夜に起こりやすいという特徴があります。
冠動脈の血栓が原因である場合には、心筋梗塞に繋がる恐れがあり、早めの治療が肝心です。
これらとは別に病気の状態によって、予測のしやすい安定狭心症と、薬が効きにくくなる不安定狭心症とに分けられます。
狭心症の治療薬として有効なのが、アダラートです。
アダラートとは商品名であり、ニフェジピンという薬と同等です。
血管が収縮するのにはカルシウムが関与しているとされ、血管にはカルシウムを取り入れる受容体が存在することが知られています。
このカルシウムが血管に入り込む原因を作っている、受容体の働きを抑える効果を持っているのがアダラートです。
カルシウム拮抗薬でもあるアダラートは、血管を拡張する作用があるものの、顔面潮紅や頭痛といった副作用があらわれやすくなることから、現在においては改良したアダラートLやCRが多く利用されています。
特にアダラートCRは血管拡張による血圧降下速度を緩やかにすることで、24時間効果が持続する、副作用の少ない治療薬として注目されています。